カンボジアeSIMがあれば、到着した瞬間からMetfoneとCellcardのネットワークでプリペイドのモバイルデータ通信が使えます。SIMカウンターに並んだり、プラスチックのカードを差し替えたりする必要はありません。プランをオンラインで購入し、自宅でWi-Fiに接続してインストールしておけば、スマートフォンが初めてカンボジア国内のネットワークにつながったときにプランが開始されます。このガイドでは、対応機種、プノンペンから島々までのエリア、プランの選び方、国境越え、設定方法、困ったときの対処法を紹介します。

カンボジアeSIMとは何か、そして何ではないのか

eSIMは、物理的なカードの代わりにスマートフォンがダウンロードするSIMプロファイルです。当店のカンボジア向けプランはデータ通信専用です。地図、GrabやPassAppでの配車、TelegramやWhatsApp、予約、写真のアップロードに使えるモバイルインターネットは利用できますが、カンボジアの電話番号は付かず、eSIMでの通常の通話やSMSもできません。ほとんどの旅行者にとっては、これがまさにちょうどよい内容です。

  • 普段お使いのSIMはそのまま入れておきます。銀行の認証コードなどのSMSは、いつもの番号で受け取れます。そのSIMは通話とSMS用の回線として使い、データローミングはオフにしておきましょう。
  • 通話はデータ通信で。WhatsApp、Telegram、Messenger、FaceTimeの通話は、どれもeSIMで使えます。そもそもカンボジアのゲストハウスやツアー会社、トゥクトゥクの運転手は、電話よりTelegramやWhatsAppのメッセージを好むことが多いです。
  • 現地の認証コードは受け取れません。データ専用eSIMではSMSを受信できないため、カンボジアの番号にコードをSMSで送ることを必須とするサービスは利用できません。旅行で使うアプリは、自宅でご自身の番号を使って設定しておきましょう。

カンボジア向けプランは通信がシンガポール経由になるため、ウェブサイトやアプリからはシンガポールのIPアドレスとして認識されます。地図や配車アプリはスマートフォンのGPSを使うので問題なく動作しますが、検索結果、一部の動画配信のラインアップ、アプリ内のコンテンツがシンガポール向けの表示になることがあり、銀行アプリで新しい場所からのログインかどうかの確認を求められることもあります。

まずスマートフォンを確認しましょう

確認するのは2点です。端末がeSIMに対応していることと、SIMロックが解除されていることです。最近のスマートフォンはほとんどがeSIMに対応しており、たとえば次のような機種があります:

  • iPhone:iPhone XS、XR、およびそれ以降のすべてのモデル(SE(第2世代以降)を含む)。
  • Google Pixel:Pixel 3以降。
  • Samsung Galaxy:Galaxy S20以降、およびその他の多くの最近のGalaxyモデル。
  • その他のAndroidスマートフォン:最近の機種の多くが対応していますが、機種や販売された国によって異なります。

いちばん手軽な確認方法は、*#06#にダイヤルすることです。画面にEID番号が表示されれば、その端末はeSIMに対応しています。通信会社と契約して購入した端末の場合は、購入前にSIMロックが解除されているかどうか通信会社に確認してください。QRコードがメールで送信された後は、一度もインストールしていなくても、eSIMのキャンセルや返金はできません。例外については返金ポリシーをご覧ください。

カンボジア全土のネットワークとエリア

カンボジア向けプランは、同国最大級のモバイルネットワークであるMetfoneとCellcardに接続し、スマートフォンはその場所で電波の強いほうを自動的に使います。町や都市では4G、一部の地方では3Gが目安です。これらのプランは5Gには対応していません。エリアは地理によって変わります:

  • 都市部と町:プノンペン、シェムリアップ、シアヌークビル、バッタンバン、カンポット、ケップは、市街地とその周辺でおおむね4Gが使えます。
  • 幹線道路:大きな町を結ぶ国道はほとんどの区間でカバーされていますが、森林や丘陵地帯には圏外の区間があります。
  • アンコール:シェムリアップ近郊の主な遺跡では通常電波が入りますが、ベンメリアやコー・ケーなど離れた遺跡では不安定です。遺跡エリアについてはアンコールワットとシェムリアップのガイドで詳しく紹介しています。
  • 島々:コー・ロン島とコー・ロン・サムロエム島の電波は、本土より不安定です。たいていは主要な集落や桟橋の周辺がいちばん良好で、人里離れたビーチや島の内陸のトレイルでは弱いか、まったく入りません。フェリーに乗る前に、必要なデータをダウンロードしておきましょう。
  • 辺境地域:カルダモン山脈、モンドルキリとラタナキリの森林地帯、町と町の間の静かなメコン川沿いの区間では、電波が弱いか圏外になることがあります。

地方では、嵐や停電のためにしばらく電波が途切れることがまれにあります。日帰りの小旅行に出かける前に、オフライン地図をダウンロードし、ホテルの住所やチケットをスマートフォンに保存しておきましょう。

自分に合ったプランの選び方

当店のカンボジア向けプランには2つのタイプがあります。カンボジアのプラン一覧では、各プランのデータ容量、有効期間、チャージ(追加購入)できるかどうかが確認できます。

容量固定型プラン

決まった容量を決まった日数だけ使うタイプで、日数はカンボジアで最初に接続した時点から数えます:

  • 7日間で100 MB、500 MB、または1 GB:短い滞在でのメッセージや地図の利用、またはホテルのWi-Fiに加えたバックアップ向けです。
  • 15日または30日で3 GB:1~2週間、あまり使わない方向けです。
  • 30日間で5 GB、10 GB、または20 GB:1~3週間の旅行で、ふつうの使い方からたっぷり使う方まで向いています。

「Top-up」と表示されたプランは、新しいものをインストールしなくてもMy eSIMページで追加チャージできます。まず少なめの容量で始めて、足りなくなったら追加することもできます。

24時間パス

24時間パスは、24時間のあいだ、1日分の高速データ容量(500 MBから最大3 GBまで)を使えるプランです。容量を使い切っても、パスが終了するまでは、各プランに記載された低速でオンラインのままでいられます。乗り継ぎで立ち寄る場合、移動日、あるいはアップロードやビデオ通話を多く使う1日に向いています。データ容量ガイドでは、カンボジアでよくある旅程ごとに適したプランの容量を紹介しています。

ベトナム・ラオス・タイへ国境を越えるとき

カンボジア専用プランは、カンボジア国内でのみ利用でき、タイ、ベトナム、ラオスでは使えません。旅程で国境を越える場合は、複数の国をカバーするプランなら1つのeSIMで両側の国をカバーできます:

  • アジア(7エリア):カンボジア、タイ、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン。
  • 東南アジア(8エリア):カンボジア、タイ、ベトナム、ラオス、マレーシア、インドネシア、フィリピン、東ティモール。
  • より長い旅向けに、大きめのアジアプランとグローバルプランも用意しています。

ベトナムへの人気の陸路は、プノンペン~ホーチミン市間の道路にあるバベット~モクバイ国境と、プノンペンとチャウドックを結ぶメコン川のスピードボートです。国境付近では、スマートフォンが外国のネットワークをつかんでしまうことがあります。カンボジア専用プランはそのネットワークには接続できないため、データ通信が途切れたら、ネットワーク設定でMetfoneまたはCellcardを手動で選択してください。タイとカンボジアを結ぶ陸路の国境は、ポイペト~アランヤプラテートを含め2025年に閉鎖され、このガイドを書いた2026年時点でも閉鎖されたままでした。そのルートを計画する前に、最新の状況を確認してください。両国間を移動する旅行者の多くは、バンコクとプノンペンまたはシェムリアップの間を飛行機で移動しています。

eSIMのインストール手順

  1. 出発前にインストールしましょう。自宅のWi-Fiに接続して行います。インストールしただけではプランは開始されず、まだインストールしていないeSIMは、通常、購入から180日間はインストールできます。
  2. iPhoneでは設定 › モバイル通信(地域によっては「モバイルデータ通信」と表示)› eSIMを追加 › QRコードを使用の順に進みます。Androidでは設定 › 接続(または「ネットワークとインターネット」)› SIMマネージャー › eSIMを追加を開きます。メールまたはMy eSIMページにあるQRコードを読み取ってください。
  3. 新しい回線に「カンボジア」というラベルを付けておくと、見分けやすくなります。
  4. モバイルデータ通信にはeSIMを選び、普段お使いのSIMは通話とSMSのデフォルト回線のままにしておきます。
  5. eSIM回線のデータローミングをオンにします。旅行用eSIMは訪問者としてMetfoneまたはCellcardに接続するため、ローミングをオンにする必要があります。データはプリペイドなので、追加料金はかかりません。普段お使いのSIMのデータローミングはオフのままにして、契約中の通信会社から料金が請求されないようにしましょう。

到着したら機内モードをオフにすると、eSIMが接続されます。プランの有効期間は、カンボジアで最初に接続した時点から始まります。空港到着ガイドでは、テチョ、シェムリアップ・アンコール、シアヌークの各空港を紹介しています。

データ通信ができないときの対処法

  • まったく通信できない:eSIMのデータローミングがオンになっていること、モバイルデータ通信にeSIMが選ばれていることを確認してください。
  • それでも通信できない:機内モードをオン・オフするか、スマートフォンを再起動してください。
  • 国境付近や船の上で「圏外」と表示される:ネットワークの自動選択をオフにして、MetfoneまたはCellcardを手動で選択してください。
  • つながるが遅い:My eSIMページで残りのデータ容量を確認してください。使い切った容量固定型プランはチャージできます。24時間パスの場合は、1日の容量を使い切った後はパスが終了するまで速度が下がりますが、これは正常です。
  • 田舎で電波が弱い:開けた場所に移動するか、次の町に着くまで待ってください。人里離れた地域は、そもそも基地局が少ないのです。

これらを試しても解決しない場合は、ご注文時のメールアドレスを添えて、問い合わせフォームからお問い合わせください。24時間以内に返信します。

よくある質問

カンボジアeSIMでカンボジアの電話番号はもらえますか?

いいえ。データ通信専用eSIMのため、現地の電話番号、通話、SMSはありません。SMSは普段お使いのSIMで受け取り、通話はWhatsApp、Telegram、FaceTimeを使ってください。

カンボジアeSIMはどのネットワークを使いますか?

MetfoneとCellcardに接続し、電波の強いほうを自動的に選びます。町や都市では4G、人里離れた森林や丘陵地帯、一部の島のビーチでは電波が不安定になると考えてください。

カンボジアのプランは、ベトナムやタイでも使えますか?

いいえ、カンボジア専用プランは国境を越えると使えなくなります。ベトナム、タイ、ラオスへ旅を続ける場合は、アジア(7エリア)や東南アジア(8エリア)などの複数国プランを選んでください。

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